日本経営品質学会秋季大会が、東京経済大学 国分寺キャンパスにて2006年11月11日に開催された。

今回の共通テーマは、「
共鳴を呼ぶ経営とは!」で、経営は、一握りの経営者だけのものでなく、全社員が身近な問題として、どのように感じ、考える職場環境を作っていくべきなのかにあります。
この実現には、マネジメントの中でも、一番見難いとされた育成の「見える化」を強力に推進し、全社一体となって進める職場環境を整備する必要性とその手法の一部を紹介しました。
題して、
「共鳴を呼ぶ、育成の見える化に向けて!」
「バブル崩壊後、急速に成果主義が進んだが、結果主義に陥り、評価の不透明感、非正規社員の急増、教育費の削減も手伝って、社内のモラルは急速に低下した。トヨタをはじめとして、改善と改革の「見える化」が進んだかに見えたが、非正規社員の急増、離職率の増加で、不安定要因も進み、2007年問題、後継者問題では、社内の技術の伝播が旨く進んでいないことを露呈した。このような中で、正規、非正規社員に関わらず、共鳴と協創を呼ぶ協働環境を構築することが求められているが、この協働環境が育っているかを見せる手法として、
育成の「見える化」が求められている。
この育成の「見える化」で、何を見ようとしているのか、その結果を関係者で見せ合う環境づくりすることで、協力し合う環境を如何につくりだせるかにかかっている。トヨタで既に行われている如く、これからの管理職は、自らの遂行力より、
組織マネジメント力や
人財活用力、人望などを問われることになる。その実現に向けて、
育成の「見える化」は、今後一層注目されよう。」
発表資料は、
こちらからダウンロード出来ます。
育成の「見える化」を学ぶ講座として、
パフォーマンス測定基礎講座があります。この講座では、日本で始めて、
育成の「見える化」の基本と事例を中心に分かり易く紹介します。ご期待下さい。